Broad WiMAXには、WiMAX2+の回線を利用したハイスピードモードと、それにau 4G LTE回線を併用した、ハイスピードプラスエリアモードという通信方法があります。
元々は1,005円の有料オプションだったのですが、Broad WiMAXなら無料で利用できる通信です。
このハイスピードプラスエリアモードは、Broad WiMAXの申し込み時に、『ハイスピードプラスエリアモードについてのご注意点』と大きく表示されていて、さらにチェックをしないと申し込みに進めないので、気になるユーザーも多いのではないでしょうか?
簡単にいうと、au回線を利用したハイスピードプラスエリアモードで7GBを使うと、WiMAX2+の回線も速度制限を受けるので注意しましょうという内容です。
基本的にはWiMAX2+のみで通信を行い、必要な時にのみオンにして使えば良いだけなので、安心して申し込みを続けましょう。
Broad WiMAX公式サイトで申し込みを続ける >>WiMAX2+の回線にLTE通信が加わるので、快適で便利な通信モードではあるのですが、確かに申し込み前に確認しておいた方が良い注意点があります。
このページでは、Broad WiMAXのハイスピードプラスエリアモードの特徴や、申し込み・実際に利用する際の注意点などを詳しく解説したいと思います。
Broad WiMAXのハイスピードエリアプラスモードとは?
Broad WiMAXのハイスピードプラスエリアモードは、WiMAX2+の回線とau 4G LTEの回線を同時に利用する通信モードです。
Broad WiMAXでは無料で利用できますし、標準でこの通信モードが付いてきます。
WiMAX2+のみの回線で利用するハイスピードモードと、LTE回線を併用するハイスピードプラスエリアモードは、WiMAXの端末側で簡単に切り替えることができるので、利用シーンに応じて使い分けることが可能です。
ハイスピードモードとエリアプラスモードの違い
WiMAX2+ | au 4G LTE | |
---|---|---|
最大通信速度 | 558Mbps | 1.2Gbps |
通信量/3日 | 10GB | 7GB |
通信量/月 | 無制限 | 7GB |
制限速度 | 1Mbps | 128Kbps |
制限期間 | 翌日まで | 翌月まで |
電波 | ○ | ◎ |
WiMAX2+の回線のみで行うハイスピードモードと、au 4G LTEの回線を併用したハイスピードプラスエリアモードの特徴は、それぞれ上の表の様になります。
Broad WiMAXの申し込み画面で『ハイスピードプラスエリアモードについてのご注意店』と大きく書かれていて、わざわざ確認済みのチェックを促すくらいですから、WiMAXを使用する上で、しっかり理解しておいた方が良いポイントです。
実際にこの2つの通信モードを知らずに利用して、月の最初に1ヶ月間の速度制限を受けてしまったという例もあるので、申し込み前にしっかり確認しておきましょう。
WiMAX2+だけで通信するハイスピードモード
- 下り最大558Mbps
- 3日で10GBの通信量
- 月の通信量は無制限
- 速度制限時は1Mbps
- 18時から2時の間だけ制限
- 直近3日毎にリセット
- 屋内で電波が弱い
Broad WiMAXのユーザーが、毎日の通常利用で使用する通信が、このハイスピードモードです。
ハイスピードモードは、WiMAX2+の回線のみで通信をする標準モードで、下り最大558Mbpsの通信ができます。
正直、WiMAXの利用は99%このハイスピードモードを利用すればOKで、これだけで十分に通信速度が出ますし、電波も悪くありません。
ギガ放題プランにすれば、3日で10GBの通信量の上限はあるものの、月の通信量が無制限になっています。
また、速度制限を受けても18時から2時までの8時間ですし、制限時も1Mbps程度の通信速度が出るので十分実用的です。
WiMAX2+のみの回線を利用するハイスピードモードだけを使っておけば、極端な速度制限にかかることはないので、基本的にはこのモードで通信を行い、3日で10GBの通信容量にだけ注意しながら通信しましょう。
Broad WiMAXの3日で10GBの通信量って?本当に速度制限がなく快適に使えるの?
LTEオプションを利用するハイスピードプラスエリアモード
- au 4G LTEが使えるオプション
- WiMAX2+と併用して通信する
- 通信速度が向上する
- 繋がるエリアが広がる
- 月に7GBの通信容量
- 制限時は128Kbps
- WiMAX2+も道連れ制限
Broad WiMAXユーザーが注意しないといけないのは、WiMAX2+の通信に加えて、au 4G LTEの回線を併用する、ハイスピードプラスエリアモードです。
この通信モードを使うと、WiMAX2+に4x4mio・256QAM・キャリアアグリゲーションなどの最新技術を総合して、下り最大1.2Gbpsの通信を実現できます。
auのLTE回線を利用するので、もちろん通信エリアも広く、WiMAX2+の弱点である屋内や地下・山間部での電波もカバーできます。
ここまでいいことずくめのハイスピードプラスエリアモードですが、致命的な欠点が月に7GBまでという通信容量です。
月に7GBを超えると翌月までWiMAX2+の速度も制限される
ハイスピードプラスエリアモードを使って通信を行うと、通信速度は速く電波の入りも良いのですが、その月の通信量が7GBを超えてしまった時が大変です。
WiMAX2+のハイスピードモードでの通信容量は3日で10GBですが、ハイスピードプラスエリアモードでは月に7GBという少ない容量なので、すぐに通信制限がかかります。
一度速度制限になってしまうと、通信速度が128Kbpsまで絞られてしまい、なぜかWiMAX2+の速度まで道連れで制限を受けてしまいます。
速度制限はその月が終わるまで続き、翌月の1日になると解除されて再び高速通信が利用できるようになります。
速度制限の期間中に解除する方法はなく、月が変わるまで超低速通信で我慢しなければなりません。
128Kbpsの通信速度ではサイトを表示するために読み込み時間が長く必要ですし、SNSでは画像が読み込まれません。
動画の再生などは、まずできないと思った方が良いでしょう。
この通信速度にWiMAX2+まで道連れにされるのは、はっきり言って意味不明ですが、これはBroad WiMAXではなく、WiMAX自体の仕様なのでしょう。
今後WiMAXがこの不便な仕様を改善してくれることを期待するしかありません。
ハイスピードプラスエリアモードの使い方のコツ
- 基本的にはOFF
- 電波が届きにくい場所で利用
- 6.9GBで利用を止める
ハイスピードプラスエリアモードとの上手な付き合い方は、基本的にはOFFにしておいてハイスピードモードで利用すること。
そして、外出先でWiMAX2+の電波が繋がりにくくなった時に、ONにして補助的に利用することです。
メインの回線をWiMAX2+、電波の補助をLTEとしておけば、ハイスピードエリアプラスモードで通信量を使いすぎることはありません。
7GBと言っても、動画の視聴など多くの通信量を消費する時に使わないようにすれば、すぐに上限になってしまうことはありません。
反対に、常にハイスピードエリアプラスモードをONにしておいて、動画や音楽の視聴をするときだけ、ハイスピードモードに切り替えるという使い方もありです。
ハイスピードプラスエリアモードは、HS+Aボタンで簡単に切り替えが可能なので、状況に応じて使い分けることができます。
また、WiMAXルーターの画面に、7GBまでの残り容量を表示させることもできるので、ハイスピードプラスエリアモードを仕様している時は、細かく通信量をチェックして、6.9GB使用したらすぐにOFFにするようにしておきましょう。
これを守っておけば、Broad WiMAXのハイスピードプラスエリアモードを便利に使いこなすことができるでしょう。
Broad WiMAXのHS+Aモードのまとめ
Broad WiMAXのハイスピードプラスエリアモードは、通信速度が大幅に向上してどのエリアでも通信ができるようになる便利な通信モードです。
しかし、月に7GBまでという上限が設定されていて、それを超えるとWiMAX2+の通信が道連れで128Kbpsまで速度制限がされてしまいます。
途中で解除する方法はなく、翌月にリセットされるまで、WiMAXルーターが使い物にならなくなってしまいます。
ずっとONにしていれば、通信は快適でしょうが、7GBの容量というのはあまりにも少ないので、要所要所で使うようにしましょう。
もしくは、6.9GBのギリギリまで利用したら、あとはOFFにするようにしないと、速度制限にかかるリスクが大きすぎます。
個人的にはずっとOFFにしてWiMAX2+の通信だけで運用していて、必要なときだけHS+AをONにして利用しています。
WiMAX2+の通信速度やエリアだけで十分に賄えますし、ハイスピードプラスエリアモードを利用する時は動画や音楽などのストリーミングをしないので、速度制限に悩ませされることなく使えています。
これからBroad WiMAXで契約するユーザーは、ハイスピードプラスエリアモードの仕様だけしっかりと理解して、使いすぎないように注意しましょう。
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