WiMAXのプロバイダの中で、ギガ放題最安プランが注目されているブロードワイマックスですが、他のWiMAXプロバイダーで契約した場合と同じように、ギガ放題プランを選んでも3日で10GBまでの通信を行うと速度制限にかかると言う点は共通しています。
3日で10GBまでという通信量は一体どれぐらい使えて本当に実用的なのでしょうか?
Broad WiMAX申し込みの前に通信料に関して不安を持っているユーザも多いのではないでしょうか。
モバイルルーターには、通信速度も重要ですが、それと同じくらい速度制限を受けずに使える通信容量についてもとても重要です。
Broad WiMAXの3日で10GBについては、基本的にそこまで心配する必要がなく、よほどのヘビーユーザーでない限り3日で10GBの通信容量は必要十分だといえます。
パソコンやスマホやタブレットを売るほどWiMAXのルーターに接続してインターネットを楽しむ分には全く問題ありません。
また動画の視聴やオンラインゲームについても可能なので、少しの注意点を守れば3日で10GBでも光回線などの固定回線と近い感覚でインターネットを楽しむことが可能です。
少なくとも、スマホのパケット通信とは全く別次元の通信容量なので、月に100GBの高速通信を行っても大丈夫です。
とはいえ具体的にどの程度使えるのかというのは、契約前に必ずチェックしておいた方が、安心して契約に進めるの間違いありません。
このページではBroad WiMAXのギガ放題プランを選んだ場合に、3日間で使える10GBの通信容量について詳しく解説したいと思います。
Broad WiMAXの3日で10GBの通信容量って?
Broad WiMAXは、月の通信容量が7GBまでのライトプランと、月の通信容量に制限がないギガ放題プランがあります。
7GBまでのライトプランだと、月額料金は安いのですが、高速通信ができる容量が月に7GBしかないので、あまりWiMAXを契約するメリットを感じることができません。
Broad WiMAXで申し込みをするほとんどのユーザーが、月の通信量に制限がない、ギガ放題プランで申し込みをしています。
Broad WiMAXのギガ放題とライトプランって?通信容量に応じて選ぶプラン種別を解説
ギガ放題プランだと、どれだけ高速通信を使っても問題ないのかなと捉えてしまいがちですが、実際にはギガ放題プランであっても、3日間で10GBの通信容量を超えると、速度制限がかかってしまいます。
これはどのWiMAXプロバイダで契約しても同じことなので、Broad WiMAX独自の問題というよりも、現状のWiMAX2+の仕様だということになります。
ギガ放題プランといいつつ、通信容量が設けられていてさらに速度制限もかかってしまうのか…と思うかもしれませんが、他のポケットWi-Fiやモバイルデータ通信サービスと比べても、WiMAX2+の3日で10GBという通信容量と、それに伴う速度制限は、とても優秀で実用的です。
3日で10GBを超えると通信速度はどうなるの?
Broad WiMAXをギガ放題プランで契約して、3日間の通信量の合計が10GBを超えてしまうと、通信速度に制限がかかります。
通常Broad WiMAXの通信速度は高速なので、理論上の最大通信速度は下り1.2Gbpsと光回線を超える通信速度が出ています。
また、実測値でも大体30Mbpsから50Mbpsの通信速度が安定して出ているので、普段のインターネット接続に関しては、ほとんど不満を感じることがないでしょう。
Webの閲覧はもちろん、SNSやYoutubeやAmazonプライムなどの高画質動画を視聴していても全くストレスや遅延を感じることはありません。
Broad WiMAXの速度は他のプロバイダと比べて遅い?通信速度を徹底解説!
そして、3日間で10GBの通信容量を超えてしまうと、一気に1Mbpsの通信速度まで通信速度が絞られてしまいます。
1Mbpsの通信速度でインターネットに接続すると、Webサイトの閲覧やSNSは問題なくできますが、高画質動画の視聴に関しては、読み込みが遅くなってしまい、ほぼ不可能になります。
もちろんある程度の通信速度が必要なオンラインゲームなどをプレイすることも難しくなります。
速度制限はいつからいつまで続くの?
3日で10GBの通信を超えると、その翌日から通信速度が制限されます。
翌日からと言っても、終日ではなく速度制限が適用されるのは、以下のような条件になっています。
- 10GBを超えた翌日
- 18時から2時までの8時間
- 直近3日の合計が10GB以下で解除
- 制限中は1Mbpsで固定
Broad WiMAXの3日で10GBの通信量は、直近3日の合計が10GBを超えると、その翌日の18時から開始されて、通信速度が1Mbpsに固定されます。
そこから午前2時まで速度制限が続き、2時以降は10GBを超えた翌日であっても、再び高速通信が可能になります。
この時点で日付が変わってるので、再度3日間の合計が10GBを超えていなければ、18時になっても通信速度が制限されずに、通常通りの高速通信が利用できるようになります。
反対に、直近3日の合計がまだ10GB以上になっていれば、再び18時から通信速度の制限が再度始まります。
3日でどれくらいの通信量を使用しているかは、W05以降のルーターでは画面上に常に表示されているので、一目で確認できるようになっています。
18時以降は最もインターネットに接続する機会が多くなる時間帯なので、通信量はこまめにチェックして、できるだけ3日間の通信量が10GBを超えないように使い方を調整しましょう。
ハイスピードプラスエリアモードには要注意
Broad WiMAXは、本来オプションであるau 4G LTEの回線が利用できるLTEオプションが無料で利用できます。
WiMAX2+の通信とキャリアアグリゲーションで、1.2Gbpsの超高速通信を実現したり、WiMAX2+の電波が届かない建物の中や、山間部での通信を可能にするなど、とても便利なオプションなのですが、速度制限に関しては注意が必要です。
WiMAX2+にau 4G LTEのオプションを併用した通信モードをハイスピードプラスエリアモードというのですが、この通信モードではギガ放題プランでも月の通信容量が7GBまでになっています。
その為、常時ハイスピードプラスエリアモードで接続していると、すぐに速度制限がかかってしまうので、使わないときはWiMAX2+の回線のみで利用するハイスピードモードで利用するようにしましょう。
ハイスピードプラスエリアモードの厄介なところは、月に7GBの容量を使ってしまうと、WiMAX2+の回線まで一緒に速度制限を受けてしまうという点です。
せっかく月の通信容量に制限がないギガ放題プランで契約しても、ハイスピードプラスエリアモードでは7GBを超えると、その月が終わるまでWiMAX2+の回線に制限がかかってしまいます。
3日で10GBよりも、早く速度制限の容量に達してしまうので、ハイスピードプラスエリアモードは、外出先でどうしても電波が届きにくい場所に使うようにOFFにしておきましょう。
3日で10GBの容量と違い、ハイスピードエリアプラスモードの速度制限は翌月までリセットされないということは、必ず覚えておきましょう。
10GBの容量って実際にはどれくらい使える?
Broad WiMAXでギガ放題プランを契約した場合の3日で10GBの容量を超えた場合の速度制限についてここまで解説してきましたが、では実際に10GBだとどれくらいの通信が使えるのでしょうか?
3日でとなると少し想像しにくいかもしれませんが、インターネットに接続してよく利用するサービスやシーン別に、必要な通信量をピックアップしてみました。
毎日利用する通信量によっては、Broad WiMAXが不向きだということもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
サービス | 通信量の目安 |
---|---|
600文字のメール | 0.01MB |
Yahoo!トップ | 0.4MB |
10MB/5分 | |
10MB/5分 | |
20MB/5分 | |
LINE音声通話 | 20MB/1時間 |
LINEビデオ通話 | 300MB/1時間 |
Youtube 360p | 200MB/1時間 |
Youtube HD | 1GB/1時間 |
スマブラオンライン対戦 | 100MB/1時間 |
インターネットに接続して利用するサービスで主なものをピックアップしてみました。
1,000MBで1GBなので、HDの高画質動画以外は3日間で10GB利用するのは難しそうに思います。
実際にWiMAXを利用していても、10GBの通信量を超えてしまうことは月に1回あるかないかという感じです。
家族が一緒にWi-Fiに接続することがあるので、1人で利用する場合だとほとんど速度制限にはかからないだろうなと思います。
よく使うサービスとして、速度制限にかかりやすいのは、やはり高画質動画の閲覧ですね。
Webサイトの閲覧やテキストメッセージ・音声通話などは容量の心配なし
3日で10GBという容量を考えると、Webサイトの閲覧やテキストメッセージのやりとり、音声通話など、通信量を大きく消費しないものは、通信量を気にせず、どんどん使っても3日で10GBまでにはなりません。
LINE音声通話などでも1時間に20MBなので、1日5時間通話をしたとしても、100MB程度の通信量しか消費しないことになります。
たっぷり使ったとしても3日で1GB程度の通信量におさまるでしょう。
これらは誰もがよく使う基本的なサービスなのですが、Broad WiMAXなら通信量や速度制限を気にせず好きなだけ楽しめますね。
SNSは画像と動画でデータ通信量が大きくなる
Twitter・Facebook・InstagramやTiktokなどでは、テキストだけでなく画像や動画がふんだんにタイムラインに流れてきます。
これらのサービスは、5分ざっと眺めていると、案外データ通信量を消費します。
とは言っても、1時間で100MBも消費しないので、ギガ放題プランならそこまで神経質になる必要はありません。
基本的にSNSを使っていても3日で10GBを超えることはないでしょうが、SNSの利用時間が長いユーザーは少し注意が必要です。
どのSNSにも通信容量に関する設定があるので、画質を落としたり動画の自動再生を止めるなどして、通信量を減らすようにしていれば、SNSをヘビーに利用していても問題ないでしょう。
YoutubeやVODは画質に気をつける
Broad WiMAXのルーターを使って、Youtubeの高画質動画を視聴すると、1時間で1GBの通信量が必要です。
HD画質の映画であれば、3日で6本ほど視聴すると10GBの通信量を超えてきます。
HD画質を自動再生で長しっぱなしなどで視聴すると、10GBの通信量であってもあっという間に消費してしまいます。
その為、動画サービスを利用する場合は、動画の画質に注意します。
Youtubeの360pなら、スマでも視聴する分には特に問題ない画質ですし、通信量も1/5程度に抑えられます。
これだと、1日15時間ほど視聴して、やっと3日で10GBに届くか届かないかという通信量なので、3日で10GBの制限には随分かかりにくくなるでしょう。
特に意識的に使わいわけをして、じっくりと綺麗な画質でみたい動画は高画質に設定、流し見や音声を重視して視聴したい動画は、画質を落として見れば、通信量を圧迫せずにすみます。
毎日高画質の動画を1本見るくらいでは、3日で10GBにはとても届きませんが、とにかく綺麗な画質でずっと流しっぱなしにしておきたい!というような使い方には、Broad WiMAXは不向きだと言えます。
それ以外のほとんどの使い方では、3日で10GBを超えることはないので、通信容量を時々チェックしながら、自分がどれくらいの通信容量を使用しているのかを確認しましょう。
Broad WiMAXの3日で10GBのまとめ
- 3日で10GBを超えた翌日に速度制限
- 制限されるのは18時から2時の8時間
- 制限時の速度は1Mbpsでそこそこ使える
- 10GBを超えないために使い方を少し工夫する
- ハイスピードプラスエリアモードには注意
Broad WiMAXの3日で10GBの通信容量は、ギガ放題プランを選んでも適用されるWiMAXの速度制限条件です。
ただし、適用されるのは翌日の18時から2時までの8時間で、直近3日の合計が10GBを下回ると翌日には解除されます。
また、速度制限中の速度も1Mbpsと他のデータ通信サービスと比較すると、速度が保たれているので、Webの閲覧やSNSの利用、Youtubeを普通画質で見るくらいなら、問題なく楽しめる速度になっています。
速度制限にかかっても必要最低限の利用ができるのがBroad WiMAXの大きな魅力の1つです。
とはいえ、やはり常に高速通信で使えた方が快適なので、3日で10GBをできるだけ超えないように使うのがおすすめです。
Broad WiMAXで取り扱いのあるルーターには、画面に3日でどれくらいの通信量を消費しているかが表示されているので、一目で確認することができます。
通信量を使いすぎているなと思ったら、いつもより動画の画質を1つ落としてみたり、SNSのデータ通信量を節約してみたりと、少し気にかけるだけでほとんどの場合、10GB以内に通信量を抑えて、速度制限を回避することができます。
3日で10GBというのは十分な容量ですし、月の通信量に関しては無制限なので、やはりBroad WiMAXの通信制限は、他のポケットWi-Fiやモバイルデータ通信サービスと比べると、とても実用的です。
それでも実際に使ってみないと!と思う方なら、Broad WiMAXには端末の到着から8日以内なら無料でキャンセルできる制度があるので、8日間存分に通信をしてみて、どれくらい使えば速度制限にかかってしまうのかをお試ししてみるのがおすすめです。